読譜の勉強のために「おんぷカード」(くおん出版)を使っています。
今日のレッスンでも使用しました。
教室に何気な~く3枚だけ置いておくと「先生、これなあに?」と興味を示しました。
(初心者には3枚だけというのが大事です。たくさんあると混乱をきたします)
チャーンス!!
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「おんぷカードっていうの。ライオンさんの絵とひらがなが書いてあるね」
(あえて裏側のイラストを見せる)
「あ!、これは『み』って書いてあるよ。わかる!」
(小さな生徒さんですが、自分の名前に出てくる字は読めるのです)
裏面のひらがなの読みを教えてから、いよいよ表面へ。
五線上の音符の位置を確認します。
『ど』『み』の2枚のカードを使ってあてっこをしました。
充分なれたところで、「おんぷカードバトル」開始!
まず、タイマーの使い方を教えます。
(呼吸を整えて集中力を高め、準備ができたら自分でスイッチオンするのです)
60秒でいくつ音符を読めるかスタート→「はいっ」「どっ!」「はいっ」「みっ!」「はいっ!」…ピピピ。
結果→17個読めました。ぱちぱちぱち。
「先生、簡単すぎる~」と言うので、『れ』のカードも使いました。
結果→8個読めました。ぱちぱちぱち。
『れ』と『み』の区別が難しいのです。
「レモンの『れ』はすっぱいからお皿(五線)から落っこちそうね。みかんの『み』は美味しそうだからお皿(五線)にのせて食べましょう」とお話しすると分かってくれました。
当然、「バトル」ですから、私も参戦します。
生徒が出すカードを読みあげます。
最初はテンポよく読みあげます。
「はい、先生これは?」「『れ』です!」「はい、先生これは?」「『ど』です!」…。
このまま読みあげていては大差をつけて私が勝ちます。
それでは大人気ないので、後半は軽く忘れた振りをします。
「はい、先生これは?」「…う~ん、分からない。教えて~」「『み』よ。分かりますか?」「はい、分かりました」。
後半はずーっと彼女に教えてもらい、タイムアップ。先生の負け。
先生に勝てて、そして教えてあげられて、とても嬉しそうな彼女でした。
いつの間にか苦手だった『れ』と『み』の区別もつくようになっていました。
来週も「おんぷカードバトル」で萌えます(←漢字変換するとこう出るのだ)…燃えるぞ~。
コメントをお書きください
YOYO (水曜日, 09 2月 2011 20:30)
こんばんは!
私も同じカードつかってます♪
なるほどタイマーを使って・・・というのも緊張感があっていいですね!!
またいい使い方があったら教えてください♪
m (木曜日, 10 2月 2011 05:45)
YOYO様へ
いらっしゃいませ!
「おんぷカード」のアイデアいくつかあります。
生徒の年齢に合わせて試行錯誤を重ねているところです。
また、レポートしますね。
YOYO様の「技!」も教えてください。
つっち (木曜日, 10 2月 2011 14:48)
わ~パチパチ・・・
白熱おんぷカードバトルを観戦した気分で
思わず拍手してしまいました~
私もこのカード使っています。
ど・れ・み だけボロボロ・・・
あとのカードはあまり使ってないので
mambo様流も参考にさせていただいて
考えようと思います!
aika (木曜日, 10 2月 2011 23:29)
mambo!先生、私もお邪魔します!
私もこのカードを持っていて、たまに使っていましたが、
ちょうど年明けのレッスンから、譜読み強化キャンペーンとして
カードの速読みトレーニングを始めているところです。
フラッシュカードのようにひたすら読んでいく…というものですが、
だんだんスピードが上がったり、音域も広げられたり、
それぞれに成果が出ているような気がしています。
ちなみにこのカード、
大きいサイズなので音符は読みやすくていいのですが、
いつもカードをシャッフルするのに一苦労です…(笑)
mambo! (金曜日, 11 2月 2011 18:15)
つっち様へ
「おんぷカードバトル」をするとなぜか生徒はピョンピョン跳びます。
「ドーっ!」ピョン!、「レーっ!」ピョン!てな感じで。
私もつい「当たりーっ!」ピョン!と跳びます。
でもね、間違えたときは小声で「レじゃなくて…みかんの…」とヒントをあげちゃいます。
60秒跳ぶといい運動になります。
mambo! (金曜日, 11 2月 2011 18:23)
aika様へ
譜読み強化キャンペーンいいですね。
生徒別にグラフを作ってみようかな?
「おんぷカード」が面白かったのか、自分で作ってみると言った生徒がいました。
(レッスンノートの宿題欄に「おんぷカードを作る」とうれしそうに書いていました)
どんなカードを作ってくるか楽しみ。
読んで、さらに自分で書いたらばっちり覚えられるでしょうね。