ドクターと患者、先生と生徒

 

相変わらずリハビリの毎日を送っています

(『マンボカフェ』1月7日号参照)。

 

正直言っちゃうと、

 

あまりの辛さにこれまで2回泣いちゃった(恥)

 

 

 

 

 

 

 

 

1回目は、術後間もなくのリハビリで。

 

切開した傷の痛みと顔面筋肉と頭が、あ~んまりに痛くて。

 

ポロンと涙しながら「孫悟空もこんなに痛かったのかな~」などと考えていた。

 

 

2回目は、正月休み明けの久しぶりのリハビリ通院で。

 

このときは、「痛さ」プラス開口記録後退の「くやしさ」で。

 

あんなに自宅でリハビリに精を出していたのにぃ。ぎりぎり (←くやし過ぎて歯ぎしり)

 

 

こうなると、頭の中はリハビリの事でいっぱいになる。

 

2時間おきのリハビリを1時間おきに設定するようになった。

 

気持ちはさらに内向きになっていく。

 

 

美容院にも行かない ← 頭をさわられるのが怖いから。

 

化粧もしない ← 痛くてさわれないから。

 

外食を拒む ← よく噛めないから。

 

黒い服ばかり着る ← くじけそうな自分を奮い立たせるため。

 

ピアスもしない ← なんか邪道な感じがするから。

 

外出もしたくなくなる ← リハビリの時間が来ちゃうから。

 

 

実際、リハビリのための通院はmambo!にとって「戦い」だった。

 

いっつも黒づくめの服に、しかめっ面の顔で挑んでいた。

 

 

そんなガッチガチの気持ちを解きほぐしてくれたのが、担当のドクター。

 

かれこれ、8か月お世話になっている。歳のころは30歳弱か。若いね

 

 

週2回の地味で、拷問しているかのようなリハビリに嫌な顔せずに付き合ってくれる。

 

診察時間を押してもリハビリに十分な時間をかけ、説明をしてくれる(頭蓋骨の模型使用)。

 

小さな疑問にも耳を傾け、いっしょに考えてくれる。

 

開口のための器具を患者のためにカスタマイズしてくれる。

 

そして門外不出の器具も貸してくれる(←あ、これ内緒よ。でも写真載っけちゃう)

 

なぜこんなに痛いのか?、果たして完治するのか?という疑問や不安に医学的な根拠を持って示してくれる。

 

気が滅入っている時は、励ましてくれる。

 

記録更新のためにあれこれ試行錯誤してくれる。

 

そしてミリ単位の記録変化に、一緒になって一喜一憂してくれる。

 

記録がのび悩んでいる時は、0.5ミリの更新でも喜んでくれる。

 

そしてドクター曰く、「この病気の患者さんは、リハビリがきつくて通院しなくなっちゃうんだよね。 自宅でいくら開口訓練をしていても、やっぱりダメ。病院に来てもらって一緒に治していかなくちゃね。頑張っていきましょう」。

 

 

………↑ずーっと書いてきたけど、これって教室の先生と生徒との関係にも当てはまらない?

 

リハビリ中にふと気づきました。

 

「上から知識でもって教える」(力でこじ開ける)のでなく、

「一緒に同じ方向を向いて試行錯誤しながら目指す方に歩む」(静かに寄り添い、励ましながら完治を目指す)。

 

 

若いのにやるなぁ

辛いけど、頑張って通院しようという気にさせられる。

頑張りの向こうにある喜び(完治)の事を考えると武者ぶるいがする。

合格(完治のお墨付き)がもらえたら、また泣いちゃうかも。

今度は嬉し泣きだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    miki (日曜日, 30 1月 2011 22:58)

    私も、病院でレッスンのヒントを貰う事が
    良く有ります(o^^o)

    人と人、大切ですよね~。

    お大事に!

  • #2

    mambo! (月曜日, 31 1月 2011 08:46)

    miki様へ

    弱っている時は人の温かみが心に沁みますね。
    入院時にお世話になった看護師さんと再会した時、
    「mambo!さんは冷静にリハビリを受けていて皆で感心していたんですよ」と言われました。
    どうやら褒められて伸びるタイプみたいです。
    頑張ります。

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